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VR技術は、中国の不動産市場をどう変えられるか

中国ではゲーム系VRやHMDのメーカーも含め、数多くの企業がVR業界に参入しており、日本の5年くらい先をいっているんではないかなと思います。今回はそんな中国の不動産VR事情についてです。

バーチャルリアリティ技術は中国人投資家向け不動産販売で利用され、仲介業者を介さずに、やりとりができるため購買スピードが加速しています。

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地球の反対側の物件内覧にヘッドセットを着用する、というとSF映画か何かのように聞こえるかもしれませんが、すでに中国の不動産バイヤーたちの間では現実になり始めています。VR自体は中国でも比較的新しいですが、海外物件販売のための技術として不動産会社の間で定着し始めています。VRは大企業が投資での不動産購入が進んでいる中国では自然と受け入れられ、海外不動産に対する中国本土からの投資は、近年では10.7億ドルに膨れ上がっているという調査報告も。

中国の大手不動産会社が続々とVRを試験導入

VR業界の調査会社は、この現象はまだ初期段階であると述べていますが、不動産業界にとってはVR技術が非常に期待できる領域の一つです。今、中国の大手不動産会社が取り入れているVRはまだ試験中または実用開始段階ですが、VRを導入するメリットは "レンガとモルタル"など土地・機材を必要とするショールームを構築する必要はなく、不動産会社にとっても無駄なお金を節約することができるという点。また、その分現物に対して投資をすることができ、消費者や専門家からのフィードバックを得ることができる、とも言われています。VRの世界はリアルな世界ではないですが、深い没入感を感じることができため、この経験は写真や模型を見るのとは、全く異なります。すごく未来的な聞こえ方になるかも知れませんが、それは今まさにここにあるのです。

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VR技術が業界として、世界標準になるまではまだ数年はかかるであろうと予想されてます。それと同時に、2020年にはこの技術が広い業界で・手段として利用されているであろう、との予測もされています。ロバート・ケンダル(トロントに拠点を構えるYulioの最高経営責任者)は、仮想現実シーンをデザインできるアプリを3月に発売し、「VRはデザイナーの描くイメージとクライアントの知覚/感覚の間のギャップを埋めることができる」、と述べています。Yulioでは、北米や欧州市場にも焦点を当てていますが、そうした地域であっても購買者/投資家の多くは中国本土にいます。

VRは購入時の迅速な意思決定(販売側と購入側双方にとって)を促進してくれるであろうと考えられており、建築前(建築途中)での変更にも優れていてコスト削減の一策にもなるとみています。

技術だけでの派手な視覚体験によるエンターテイメントだけではなく、購買決定プロセスを一層スピードアップでき、海外投資家の多くの方々が、異国の地の物件を検討する中で、VRは訪問先/購入先のエリア絞り込みの一助になると指摘しています。例えば彼らがオーストラリアや米国や日本から家を選択したいといった場合、彼らはおそらくVRからまず購入希望先を選別してから、その国に行ってみるというような意思決定をするようになるでしょう。

ついこの間オンライン不動産オークションを開始した英国の不動産会社Allsopは、不動産開発のためのVRは購入者に対して明快さと安心感を植えつけることができる技術の1つと述べています。仮想ウォークスルー付きのVR技術は、私たちの課題/目標とは大きく異なっていますが、それは紙一重であるともいえます。私たちは購入者の検討物件に+αの何かを加えるのではなく、今までの方法よりもより理解しやすいサービスを提供していくことになると述べました。